こんにちは。小学生と保育園児兄弟の母 サトミです。
赤ちゃんの背中スイッチにお困りではありませんか?
私は長男が赤ちゃんの頃、背中スイッチの発動に何度涙したことか。
同じようなお悩みをお持ちのママさんの気持ちが少しでもラクになればと思い、この背中スイッチの原因と、対処法について調べてみました。
目次
背中スイッチとは
抱っこで延々とユラユラして、やっとのことで寝かしつけた赤ちゃんを布団やベッドに寝かそうとすると、まるで背中のスイッチが押されたかのように起きてしまう現象を指します。それはそれは驚くべき高機能なセンサーで、多くのパパママの悩みの種。気力体力をガッツリと奪っていく魔のスイッチです。
きっと大きくなればよく寝るようになるはず。
周囲からは「今だけよ」なんて言われるけれど。
実際保育士の教科書には
生後半年になると夜泣きが始まり、1歳頃まで続きます。(保育士試験対策講座テキスト)
と書いてあって、1歳になったらよく寝るのかな?と若干希望を持ったものの
- 1歳まで待っていられない!
- 背中スイッチを消し去ることで睡眠不足を解消したい!
- これ以上余計な育児ストレスは抱えたくない!
- 自分の時間を作りたい!
がホンネ。
という方には必見の内容です。
背中スイッチの原因
そもそも抱っこで寝かしつけた赤ちゃんは、なぜ置くと泣くのでしょうか?
保育士の試験勉強内容と、私の実体験と、多くのママさんの総力を結集して、原因が見えてきました。
背中スイッチの原因 仮説1 不快感
他の動物と違って人間は出生直後、感覚器官はある程度成熟した状態ですが、運動能力はほとんど獲得できていません。(保育士試験対策講座テキスト)
つまり赤ちゃんは不快な感覚はあっても自力では解決できない状態とも言えます。
ですから、抱っこされている「快」の状態から、布団に置かれる「不快」の状態に変わると、保護者へのヘルプのサインとして泣いてしまいます。
なるべく布団を心地良い状態にしておくと良いでしょう。
背中スイッチの原因 仮説2 危機管理センサー
ほとんどの動物にとって、寝ることは無防備になるということなので、赤ちゃんにとっても、本能的に怖いことです。そんな赤ちゃんが眠りについたということは、自分の身の安全を確認できたということです。ですからその環境が変わると警戒して起きてしまいます。布団に降ろしてもまだ抱っこされていると思わせる事が重要。
背中スイッチの原因 仮説3 実はお腹スイッチ
赤ちゃんを抱っこで眠らせて、いざ布団に寝かせようと、からだから離した瞬間目がパチリ「なんで置くんだー」って泣かれたことはありませんか?まだ背中が布団に着地すらしてないのに・・・
ここで第3の仮説です。
ヒトも哺乳類なので仰向けで寝ることが苦手なのではないか。
ほとんどの哺乳類はお腹を地面につけて寝ます。ヒトも元々四つ脚の動物でしたから、お腹が密着していると赤ちゃんは安心するし、敏感な部分です。
しかし寝返り前の赤ちゃんは、仰向けで寝るしかありません。うつ伏せ寝の方が自然なのに仰向けでないと寝られない、というギャップが背中スイッチの原因にもなっているのではないか。
抱っこから降ろそうとした時に赤ちゃんのお腹で感じていた触覚がなくなったから、背中が布団につく前に泣くのではないでしょうか。
本能もさることながら、
『お腹で感じていたものがなくなる=経験から置かれると理解している』
というこの学習能力にも驚かされますね。
背中スイッチを発動させない為に
前述の原因から見えて来ることは、全てに共通する対策は、
寝入った時と環境を変えない
ということです。
では、具体的に背中スイッチ作動を防ぐ技を挙げていきましょう!
1.布団の温度
保護者に抱っこして貰っている時、赤ちゃんは暖かさを感じています。布団が冷たいと不快なため気付いて起きてしまうリスクが高いです。
・湯たんぽなどで、布団を人肌に温める
・ひやっとしないシーツを使う
・タオルやおくるみに巻いたまま抱っこしてそのまま布団に寝かせる
などの方法で、抱っこの時と温度が変わらない工夫をしてみましょう。
2.Cカーブ
抱っこで寝る時は横抱きでも縦抱きでも背骨が”Cの字”になっていると思います。お腹の中にいるときも背中を丸くしていますよね。それが1番安心する姿勢なのです。布団で寝かせるときは背中がまっすぐになります。赤ちゃんからすると直立のような、慣れていない姿勢になるため違和感を感じて目が覚めてしまいます。
ですから図のようにCカーブを保てるよう、脚をクッションに乗せて寝かせると効果的です。また、Cカーブを保てるような布団も売っています。
※寝返りできるようになったら、窒息予防のために平らな布団に寝かせましょう。
・布団や毛布で巻いた状態でねかしつける
低月齢の赤ちゃんに有効な方法です。
寝かせる時の布団で巻いた状態でねかしつけると、置くときの環境が変わらないので気付かれにくいようです。
ただし、寝返りしはじめの赤ちゃんは窒息の危険性があるので、この方法は避けましょう。
・お腹を密着させたまま布団に置いて、手を軽く乗せながら離れる。
縦抱きで寝かせた場合、お腹が密着するので、この方法がやりやすいと思います。
赤ちゃんの背中が布団に着くまでお腹を密着させ、手が空いたら赤ちゃんのお腹に手を当ててそーっと離れます。反対側の手で脚を押さえて、抱っこされていた時の姿勢をなるべく崩さないようにすると、より成功率が上がります。
番外編
抱っこと寝かしつけを切り離す
長男の時は悩みに悩んだ背中スイッチですが、実は、次男の時には困りませんでした。それは抱っこで寝かしつけたことはなかったからだと思います。抱っこ紐で移動中に寝てしまったくらい。なぜなら、寝かしつけと抱っこを別ものとして子育てしていたからです。それはまた改めて記事にしようと思います。
最後に
私も初めての子育てで、「背中スイッチ」には、本当に悩まされました。睡眠不足と身体の痛み、そして置いた途端起きる息子への苛立ちで、身も心もボロボロでした。
私の試したこの方法で、1人でも助かるママさんがいれば幸いです。
成功した方、他にもこんな方法があるよ、などコメントお願いします(^^)
何をやっても全然ダメ〜!という方もぜひコメント下さいませ(^^)一緒に考えましょう。
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